ルアーを削っていた少年時代
僕の“ものづくり”の原点は、映像でも、カメラでもありません。
ブラックバス釣りでした。
釣り自体、いつ頃から始めたんだろうと振り返ってみると、、、
う〜ん、いつだったか、、、母親にどこかに連れて行ったもらってから好きになったんだと思います。
中学生の頃は、休みの日はいつも釣りに行っていました。
琵琶湖がある滋賀県に住んでいたので、釣りは切っても切り離せない存在でした。
朝早く起きて、まだ少し冷たい空気の中、自転車を走らせる。
水面を見ながら、「今日はどこにいるだろう」と考える時間が好きでした。
あんなに熱中して魚を探し続け、ルアーを投げ続け、朝から日が暮れるギリギリまであちこち魚を追い求める。
楽しかったです。
でも、ただ釣るだけでは満足できなくなっていきます。
「もっと釣れるルアーを作れないか」
そんなことを考え始めて、木を削って、自分でルアーを作るようになりました。
ナイフで形を整えて、ヤスリをかけて、色を塗る。
どうすれば魚が反応するのか。
どんな形なら泳ぐのか。
光の反射は?
浮き方は?
水の抵抗は?
子どもながらに、ずっと考えていました。
今思えば、あの頃から“観察”ばかりしていた気がします。
人より少し長く空を見たり、水面を眺めたり、木の色を見たり。
たぶん、「なんで心が動くんだろう」ということに興味があったんだと思います。
小学校からやっていたサッカーも、同じくらい夢中でした。
自分で言うのはどうかと思うんですが、なかなかサッカーが上手だったようで、、、笑
たくさんゴールを決めていました。まあ、小さい頃はです。
走ること。
仲間と声を掛け合うこと。
ゴールが決まった瞬間の空気。
ひとつのプレーで、空気が変わる。
今、映像制作をしていても、あの感覚に少し似ていると思うことがあります。
リズム。
間。
流れ。
サッカーも、映像も、たぶん“空気を作る”ものなんだと思います。
当時はもちろん、そんなこと言語化できるわけもなく、ただ夢中でした。
高校時代は家に帰ればギターを触って、父に買ってもらったアコースティックギターで、ゆずの曲ばかり弾いていました。
あの頃はサッカーも釣りもギターも一生懸命で、どうすれば上手くなるか必死でした。
今でもギターは続けてます。継続は大事ですね。
釣り。
サッカー。
ギター。
振り返ると、ずっと何かを「表現」したかったのかもしれません。
まだこの頃は、映像の仕事をするなんて、まったく想像していませんでした。
でも、今の自分を作っているものは、もうすでに、この頃に全部あった気がしています。





